活動実績・コラム

Achievements and columns

解決事例

自己破産

エステサロンで高額のエステ契約をさせられてしまった事例年収の3倍近いローンを組まされてしまい、多額の浪費という事情がありましたが、しっかり免責を得ることができました。
通帳にネットで馬券購入している履歴がたくさん記録されていた事例5年分くらいの入出金記録を丹念に記録し、計算した結果、競馬での馬券購入(ギャンブル)が借金を増やした原因になっていないことを丁寧に説明し、同時廃止事件で手続きを進めることができました。
ある業界で、たびたび業界紙で紹介されていた株式会社(法人)の自己破産事例多額の債務を負うに至った事例でした。私に相談される前に別の弁護士に自己破産を相談した際に破産申立ての書式をごっそりと渡され、作成するように指示され、途方にくれていらっしゃいました。会社業務の部門の一部を事業譲渡し、ある程度の現金を破産財団に組み入れることができました。その結果、取引先にも配当をすることができました。その会社の社長さんは、自己破産をしてもこれまで築き上げた人脈を壊すことなく、新たな事業を開始し、その事業に取引先が協力してくれた結果、今では別の業界の第一人者として活躍されてます。私は今でもプライベートでもお仕事でもお付き合いをさせていただいております。
長年、卸売業界で活躍されていた株式会社(法人)の自己破産事例とても営業能力の高い社長さんでした。また、バイタリティにもあふれてらっしゃる方でした。ご自身で金融機関と交渉し、毎月の支払い金額を利息程度に抑え、その分取引先に対する債務を可能な限り増やさない努力をされていました。結果として自己破産の手続きをすることにはなりましたが、その後は社長さんの卓越した営業能力を生かして、個人的な卸売仲介業者として活躍されていらっしゃいます。

多額の換金行為があった事例
消費者金融から借り入れるよりも換金により支払うお金を用意するようが借金返済に役立ったことを裁判所に説明し、同時廃止事件で手続きを進めることができました。
無職の妻が自宅マンションの持分を有していた事例夫の収入で購入していれば実質的に夫が所有権を有し自己破産することで自宅を失う可能性があったところ、妻が独身時代に蓄えたお金でマンションの代金を支払っていたことを詳細に調査し、自宅を失わずに夫は自己破産することができました。しかも同時廃止事件での手続きを進めることができました。

個人民事再生

住宅ローンを3か月以上滞納し、住宅ローン債務が銀行から保証会社に移ってしまい、他の法律事務所では自宅は守れないと言われた事例依頼者様と真剣に向き合い、ご自身の家計改善や親類の援助などのお手伝いをして、いわゆる「巻き戻し」手続きを成功させ自宅を守ることができました。

過払い金

金融機関にお勤めの方の事例残高が残った状態での債務整理を心配されていましたが、早期解決をはかり、結果として全ての金融会社の債務は消滅し、過払金を約500万円獲得することができました。信用情報に影響がでることもなく手続きすることができました。
過払い金の回収過払い金回収に関与した実績は数え切れません。消費者金融、信販会社、ヤミ金からの回収実績多数あります。

交通事故

自営業をされている方の交通事故通常は前期の確定申告を形式的に見て休業損害を算定されてしまうところ、計上された経費を細かく算出しなおして、休業損害補償金額を大幅にアップさせることができました。
後遺障害14級を認めてもらった事例むち打ち症状の依頼者様の後遺障害の被害者請求を行いました。損害保険会社は、後遺障害はないと主張しておりましたが、後遺障害14級が認められました。

債権回収

売買代金を回収した事例証拠を丹念に集め勝訴しました。相手は会社だったのですが、比較的地方にある会社でしたので、その会社のメインバンクを探すことができ、メインバンクの預金口座を対象に債権差押命令の申し立てをしました。結果、メインバンクの支店長が当該支払わない会社の社長に、差押えされるような会社に対し、支払うべきものは支払うように忠告をしてくれたため、無事未払金を全額回収することができました。
脅迫され奪われたお金を回収した事例密室内でのお金の奪取行為であり立証が極めて困難でしたが、相手方の主張を分析し、主張に変遷、矛盾があることを読み取り、当事者尋問でその点を追求し、相手方が虚偽主張をしていることが認定され、全面勝訴判決をいただきました。控訴されましたが控訴審も勝訴しました。
資金繰りに行き詰った会社に対し売掛金請求訴訟を提起し、無事売掛債権を回収した事例顧問先の売掛金の債権回収をするため、請負代金請求訴訟を提起しました。相手の会社は多額の焦げ付き債権を抱え倒産も危ぶまれており、本件解決は難しいと感じておりましたが、相手の会社の社長が支払える範囲の債権回収をする方向に戦略を切り替え、依頼の顧問先社長にも和解案に応じていただけるように丁寧に説明をさせていただき、裁判上の和解を成立させ、先日和解金が入金されました。

高齢者問題

成年後見相当のご高齢者の方が居住している自宅の土地と建物が、その方とその方の長男との共有でした。介護施設に入所し、当該自宅を売却して施設利用料に充てたいとのご相談事例。長男夫婦を何度も訪問し、母親の介護施設費用の捻出のため土地建物を売却する必要性が高いこと、売却代金の分配等について粘り強く交渉をして、売却の承諾をいただくことができました。
その上で、成年後見申立てをし、次男が成年後見人となり、自宅売却許可の申立てをし、本件は無事解決しました。



コラム

任意整理をすることにより本当に利息の支払いは免除されるのか?

私は平成18年頃から債務整理の仕事に携わっております。

電話相談を含めれば相談件数は10,000件を超えます。

いろいろな話を聞いてきたな~と改めて思い返しています。

平成18年頃というと、ちょうど過払いバブルと言われていた頃です。

弁護士に任意整理を依頼することにより、数百万円の借金が減額(消滅)され、さらに数百万円の過払い金を獲得してご満足されるご依頼者様がたくさんいらっしゃいました。

当時は、消費者金融がたくさんありました。

逆に、銀行のカードローンを利用されている方はごく少数でした。

たとえば、現在の消費者金融SMBCコンシューマーファイナンス、通称は「プロミス」ですね、は、SMBCコンシューマーファイナンス→プロミス→クオークローン・クラヴィス・タンポート等との合併や企業結合をして、それ以前の名称は?と何?と、消費者金融の歴史についての知識をどれだけ持ち合わせているか?が弁護士・司法書士の能力を示すバロメーターのような時代でした。

また、たとえば、現在アコムから100万円を借りているが、取引年数が20年間あり、借入限度額は当初は10万円だったが、この時期に借り入れ限度額がいくらに上がってきたというようなお話を聞けば、この方の本当の借金はいくら!(場合によっては、借金はなく、過払い金の獲得が十分に見込める!)と判断できるかどうか?も弁護士・司法書士の能力の一つだったように思います。

ところで、借金の整理の手続きである任意整理は、一般的に利息を減額できる、と説明されることが多いです。しかし、実際は弁護士や司法書士と任意整理の手続きを契約し、支払いをストップしてから、弁護士が消費者金融と任意整理による和解をするまでの利息(これを経過利息と読んだりします。)は支払わなければならず、消費者金融との取引内容が悪い場合(たとえば取引期間が1年未満である等)には、任意整理の手続きをするまでと同様に金利を支払う必要すらあるのです。

以前は、消費者金融も過払いを支払うのが大変だったので、過払金額を少しでも低く(過払いにも金利が付きます。)する交渉を弁護士に持ち掛けてきていたので、その代わりに任整理の手続きにおいては経過利息を要求することもほとんどありませんでした。

しかし、現在は過払いがほとんどなくなってしまい、任意整理の交渉においては消費者金融優勢の感があります。

そもそも、なぜ任意整理をすると金利がなくなるのか?自体に法律的な根拠はなく、強いて言えば、これまでの交渉の成果といえるものです。

その成果はいつしか消滅するのかもしれません。

このように任意整理の歴史を知っていることは、とりもなおさず消費者金融との交渉の過程において重要であり、良い条件を引き出すために必須の知識なのではないか、と私は考えております。

債務整理の広告

よく、「国の制度で借金が整理できる」と書かれた広告ページを目にします。

これは法律(破産法、民事再生法)の適用のことを指しているのでしょうか?

そうであれば一応「国の制度」=法律といえなくもありませんが、任意整理を指しているようにも読めます。

また、銀行のカードローンを長年利用して場合でも「過払い請求」ができるように読める広告もあります(銀行のカードローン利用で過払い請求をすることはできません。)。

広告というのはいろいろなものがあると専門家である私も関心してしまいます・・・。