交通事故

Traffic accident

交通事故に関する弁護士の広告があふれていますね。

当事務所でも「弁護士に任せると慰謝料が〇倍になる!」と書くのは簡単なのですが、私なりの経験をここではご案内いたします。

私は大学卒業後に旅行会社に就職しました。その営業中に(自動車に乗ってました)、追突され、MRI診断で第2脛骨と第3脛骨の間の軟骨が潰れており何らかの後遺障害が出るかもしれないと診断されました。ですが、当時の私は法律知識ゼロで、しかも仕事が忙しかったので、保険会社に言われるがままに治療を打ち切り(というか会社の指示にしたがって、その規定とおりに通院していた感じでした。たしか2か月くらいだったと思います。)、慰謝料をいただきました。「本当は〇〇円をお支払いするのですが、今回は〇〇円に増額しておきました。加害者の慰謝の気持ちです。」と言われて。

当時は「やった!」と思っていましたが、何故か司法試験を受験しようと思い立った時、右手の人差し指にほとんど力が入らないことが判明しました。大学病院等、複数の大きな病院に通いました。「おそらく上記事故が原因なんだろうけど、よくわからない(法律用語では因果関係不明ということです。)。」との診断でした。私は2年かけて左手で文字を書けるように訓練し、弁護士になりました。

「あの時、弁護士に相談していれば・・・。十分な治療を受けていれば、弁護士になるのにこんなに苦労はしなかったはず。」と自分が弁護士になった後に大後悔しました。

慰謝料の金額が増えることももちろん重要ですが、弁護士に間に入ってもらい、少しでも長く治療に通える状態にしてもらうことこそ、交通事故において「弁護士」を間にいれる大きな意味合いであると私は考えております。

 こんなことを書いておいてお金の話をするのはなんですが、費用は以下のように規定しております。

費用

着手金 なし

報酬金 回収できた金額の15~20%程度(消費税別)

※別途、裁判をする場合には印紙代や切手代が必要となります。